消えたポイントカード

ヤマダ電機の入口に置いてある、ポイントカードと連動したスロットマシン。「当たれば最高○ポイントプレゼント!」というアレだ。最低100ポイントは当たるので、どこで買っても大差無い消耗品の類いは大抵ヤマダで済ましていた。

何故かDVD-Rの書き込みに2回連続で失敗して不燃ゴミを出した結果、素直にDVD-RWメディアを用意しようと思って行ったいつもの店で悲劇?は起きた。

ポイントカードを差し込んでもスロットが回らない。しかも、カードが出てこない

このマシン、イジェクトボタンなんて付いてないので、こちらでは手の出しようがない。

問題はこの店、店舗スペースは2F(1Fは駐車場)で、1Fの入口にマシンが設置されていること。マシンのそばに人が常時いる訳でも、連絡用のインターホンがある訳でもない。つまり、故障しない機械などありえないにもかかわらず、トラブルが起きた場合を全く想定していない

普段は、何かしらのキャンペーンで店側の人が1Fにいたりするのだが、今日に限って誰もいなかった。仕方がないのでマシンのそばを離れて2Fにいる店員に事情を説明。「すぐに係の者を行かせますので」という言葉を信じて現場に戻った。

思えば、このとき階段ですれちがったおばさんがポイントカードを2枚持っていたような気がするのだが、今となっては確認しようがない。で、問題のマシンのそばに戻ってみると、何も知らない後から来た人が普通に操作している。故障などしていない。だが、自分のポイントカードはどこかへ消えた

おそらくは、別のカードを挿入した際に詰まりが解消されたのだろう。そして、ポイントカードというモノは、作るときはともかく使うときは身分確認などされないので、実質的に現金と同じだ。1000ポイントほど貯まっていたカード他人名義のカードを手にしたとき、普通は1000円拾ってラッキーという程度にしか思われないであろうことは容易に想像できる。

係の人に状況を説明し、名前や電話番号を示したが、ポイントカードがその場で再発行されることはなかった。後日書留で送りますという言葉を受けて、結局何も買わずに店を後にした。

ちまちまとポイントを貯める小市民的な楽しみが急速に失せた。多分、モノを買うのにあえてヤマダ電機を選ぶことはなくなるだろう。結局どこで買ったって同じなのだから。